日本人の信仰・文化

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「祭り変え」の秘技 2023-05-05 01:59:12

日本では、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日という奇数が揃う日は、古代から特別に不吉な日だと恐れられていました。
その中でも5月5日は、凶事が起こりやすいとされています。

そのために5月5日を端午の節句として、カブトや、刀、弓矢を魔除けとして飾り、男子の成長を祝うことで魔除けとする風習が、隠れた本当の意味です。

日本は昔から、本当の意味を隠して、凶事を祝い事へ、怖い深刻な話を楽しい話に置き換えて伝えて、祭る、という伝統があります。
だから「本当は怖い話の桃太郎伝説」とか、「かぐや姫伝説とUFO事件」などの指摘もあります。

(中略)

でも日本の古代の知恵とは素晴らしいものです。
本当は心配な日である5月5日を、お祝いの日(端午の節句)として祭り変えてしまうのです。



日本の古代の国柄とは、大自然への祭祀をしない者は住めない土地でした。
権力者から漁師・農民に至るまで、全員が自然霊を祭りながら生活をしたのです。
だから天皇は尊重されて存続した経緯があります。


ひな祭りの真の意味 2023-03-03 12:21:17

ひな祭りの風習を見ましても、大昔の日本人は霊と共に生きて、声を出すことも出来ない弱者たちへの思いやりに溢れた国柄だったことが分かります。
こういう思いやりの気持ちを、家族や周囲に残して行くことが続いて欲しいものです。



ネットを見ていまして、日本に住む方々の神格(しんかく)について、興味深いエピソードを読みました。
神格とは、「神としての格」「神の次元」を意味します。
どの人類も、人種に関係なく神様の仲介を経てコノ世に誕生していますので、誰もが何らかの神様との神縁で生まれています。

そのエピソードは、ある一般人の日本の御方が、外国から来日した一般人の、凄く特異な能力を持つ聡明な外国人と交友されたそうです。
その外国の御方がふと話した内容が、来日して驚いたのは、日本人は不思議なことに、見る限り誰もが揃って、この神格というものが物凄く高いことだそうです。

その理由は、なぜだかは分からないが、このように神格が高い人々ばかりを見掛ける国は、他には無いそうです。
でも、日本人は、このことに気付いていません。

(中略)

日本人が、子供の頃から言われて来た、悪さをした子供が親や縁者から叱られる時の常套句である、
『お天道様が見てるよ』
という感覚は、神格が高いからこそ、大きな存在(神様)を本能で察知できるからこその感覚だと、外国人は説明したそうです。

日本人は、八百万(やおよろず)の神々として、すべてに無数の神々を認めて拝む国柄です。神道の基本です。
だから、外国の神様も、八百万の神様の1つだから、何でも受け入れて外国の信仰にも寛容です。

これは、外国では有り得ないことであり、禁忌(きんき:タブー)であり、何を信仰するか? で対立して虐殺や戦争が起こって来たのが世界史です。
今のウクライナ紛争にも関係することです。

どんな神様にも寛容 = 圧倒的に高位の神様が背後に居る証拠
これは霊的な真実です。



古くからの日本人の特徴に、八百万(やおよろず)の神への信仰が見られます。
これは人類の中で、日本人だけが強調して自然と保有して来た観念です。
これが、どこから来ているのか?

森羅万象の自然現象に、愛用して来た道具にも、食事を提供してくれている台所にも、排泄をさせてくれる便所にも、日本人はそこに精霊や神様の存在を感じた民族なのです。
これは霊的には、実際に正しいことです。どんな場所にも霊は宿り居ます。

これが海外では、まったく理解がされ難いことだったのです。
海外では、見える人間の形が神様なのです。
あくまでも物は物であり、物の中に神様を見るという感覚が理解され難いことなのです。

この違いは、どこから来たのかは、昔の日本人は霊が普通に視えていたからだと言えます。
でも、今の日本人には、物の中に神様を感じる感性が著しく低下したか、消えてしまっています。
ここに、本来の日本文化の弱体化の原因が言えます。



・ 自分が苦しい時でも、他人の良い点に気付けるのか?
・ 自分が苦しい環境に居ても、そこでも、その中での「有り難いこと」に気付けるのか?
・ 家庭の中でも、不満よりも、それでも既に在る有り難さに気付けるのか?

精神世界では、「気付き」が大切だと昔から様々な表現で指摘されていますが、
・ それは、神様や霊的なことへの気付きではありません。そういう気付きの大半は、幽界レベルのことであり、大した意味が無いのが本当です。

・ 大切な本当の気付きであり、神様が望む気付きとは、隠れている「有り難さ」に気付くことです。

そう思えば、昔の日本人は苦しい時代でも、それでも
「お天道様のおかげです」
「おかげさまの心」
を口にする庶民が多かったそうです。

今のここに修行のために生まれている奇跡(輪廻転生)を、自然と感じ取り、何でもおおらかに受け入れる高度な精神性が有ったと感じます。

日本は、「おかげさまです」という心を言う人が減ってから、何かが変わってしまったと感じます。



不思議な少女と夢の中で遊び、数学を学び、日本の神様のことを口にした岡潔さんの発言には、霊的な視点が見られます。

発言:
「明治以前の日本人は
死ねばそれきりなどとは
思っていなかったのであって

この一生を長い旅路の
一日のごとく
思っていたのである。」
(以上、引用)

明治までの日本人は、死後の世界が有ることを知っていた。
今生も、幾度もの人生の内の1回に過ぎないと思って生きていた。
だから、あまり悪いことは出来ないと認識していた。



今日7月7日は七夕(たなばた)であり、星を祭る日とされています。
本来は旧暦の7月7日(今年ならば8月14日)が七夕ですから、その本質は、
・ お盆の先祖への祭りである。
・ 竹笹に吊るすのは、願い事ではなくて、本当は供養したい先祖の名前である。
このようにも感じます。

(中略)

今日の言いたかったことは、日本は昔から、見えない存在たちをも竹を使用して呼んで、お祭りして「おもてなし」をする国柄だったということです。
亡くなって忘れ去られた先祖たちをも、思い出して、おもてなしをする習慣が先祖供養です。


EUは、洗髪も大事 2020-03-16 11:55:03

日本人の入浴意識とは、実は古代の大自然への信仰と関係します。
それを体系化して復古させたのが、
過去記事「【人生とは、自分なりの「流れ」を創って行くこと 2020-02-07 12:09:18】」でも触れた、

「日本が世界に誇る気の偉人: 日本人の霊性に多大な影響を与えた神人」
川面凡児(かわつら ぼんじ)氏です。

とにかく「禊ぎ祓い」(みそぎはらい)が、生活のすべてであること。
参拝する前には、川や、海で、頭まで潜らせることを重視しました。
キリスト教系の洗礼は、水に浸かるのは一生に1度ですが、古神道では日々毎日なのです。

では、ずぶ濡れのままで参拝するのか?
いいえ、その次に、「火の洗礼」を受けるのです。
濡れた体を焚き火に当てて、黙ったまま乾くまで無言で火を見詰めます。
・ 火が、目から体内に霊的に入ります。

この、水と火の2つの行程で、「火水」(カミ・神)の禊ぎ祓いと成ります。
それから大自然の大神(オオカミ)に参拝します。
参拝とは、本来はこれほどの敬意をもって行います。

縄文人は、このような習慣を持ったと感じます。
これが、日本人の入浴意識に残っている人が、少なからずおられます。



考えて見れば、大自然こそが、黙ったまま我慢して来たのかも知れません。人間以上にです。
大自然が大涙を流し、体を揺らし始め、火を噴き出しているとも言えそうな昨今です。
大自然の我慢を思いやって、慰めてあげるのが、感謝の気持ちだけを捧げる参拝です。
古代から、人が大自然を拝む習慣の国柄「だった」日本です。
忘れ掛けているようです。



日本人の特質として、「その」収入に見合う以上のものを「自分なりにする」という「心」を感じました。
この時に浮かんだ言葉は、「職人気質」(しょくにんかたぎ)という言葉でした。
私は、「ああ、日本人とは皆んな職人なんだな」と腑に落ちました。ある意味で頑固であり、金勘定だけでは無いのです。

(中略)

そして、ふと気付いたことがありました。
日本の若者も大人も、仕事を辞めて病んで行く人が日々増加しています。
これは日本人特有の真面目な「職人気質」が、「自分自身を許せない」人が増えているのではないか?ということです。自分で勝手に自壊するのです。
でも、その人間の多くは、他人の誰々のせいだと自我では思っています。
しかし、本当の原因は、自分の奥に潜む職人気質の「本心」と、自分の自我との相違なのです。

では、どうすれば良いのか?
その職人気質の「本心」は、他人との優劣を求めているのでは無いのです。自我は、他人ばかり気にして、その違いに傷ついていますが。
自分の「本心」は、自分なりの最善を尽くしたならば、必ず満足します。そして、自分は安心することに成ります。
皆んな、自分自身との勝負をしているのが真相なのです。
もし病んだならば、自分自身に対して感謝の気持ちを出してみることは非常に有効です。

日本人が職人気質を持つ間は、まだまだ国は大丈夫です。
この日本の大地から、職人気質を誰もが授かって生まれ出ているのです。



21世紀は、人類の遺伝子がククリ直される世紀であると神示は示します。白山神(ククリ直す神性)の本性が地球に発露する世紀です。
つまり、生物の新たな進化のジャンプが精神面「から」起こるのです。それは遺伝子への感謝磁気の干渉から始まります。
これを促進させるのは、外来の仏教からも先祖供養と言う概念を「突出させて創造した」日本の文化にあります。


幸運の秘訣 2011-01-07 11:53:25

日本には「いただきます」の習慣を始めとして、日常の中に色んな形で隠れています。

これからは、日常の中に「慈悲の心」と「感謝の心」を意識することが大切です。
太陽の波動が応援してくれます。誰も逆らうことが出来ない、大きな太陽の波動です。
必ず色んな事が改善して行きます。



戦前の日本人は、その大半が天皇陛下を信じて八百万の神々への信仰を“しながら”苦労をしたので、戦後の反射がより大きな効果と現れました。反射率が良かったのです。
今の私たちは、富める人も貧する人も、先祖霊と内在神を信じて自分が出来ることを頑張れば絶対に大丈夫です。
ただ不平不満を持ちながら苦労するのは、漏電が多くムダに成ります。
今の苦労も感謝をしながら受け切りますと、将来に花が咲く事が“起こり”ます。



日本人が昔から普通にしていた、見えるすべてに対して神様を“見ようとする”八百万(やおよろず)の神々への信仰とは、霊的には高度な心境であり真理にかなっています。
すべてが根源的な存在1つからの「現れ」ですから、すべての物事の中に根源的な神を見るのは可能なのです。すべてが深奥では繋がっています。



日本人の良さであり、強みでもあるのですが、仏教(お彼岸の行事など)であろうがキリスト教であろうが、何でも柔軟に迎合(げいごう:受け入れること)することが出来ます。
これは良い意味では、宗教の枠(わく)に縛られない、すべての神性は”一つ”であると言う真理を本能で知っているからかも知れません。

関連コメント

なぜに日本国、日本人はこんなにも周囲から嫌われ憎まれ、裏の勢力からも消したいと疎ましがられるのでしょうか?

.........太陽の神ちゃまを守る、最後の民だから。

土星牛が目の敵にする。
2023-03-13 20:45:16


昨日の記事の自然崇拝に関することですが、戦前戦中の時代を生きてきた日本人は、いわゆる古き良き日本人という人達に当てはまる人が多いと思います。山を拝み海を拝み、葉っぱ一枚にも命が宿っているといった感性まで持ち合わせていたのかもしれません。しかし、僕ら30代40代の世代や、その上その下の世代というのは、そういった自然崇拝の感性は乏しくなり、それは文明が進んで都市の感覚が染みついているからだと思います。
僕個人も、知識として、畏怖の念として、山川草木悉有仏性というのはなんとなく思いますが、それはただ本当に、ただなんとなくそうなんだ、と思っているまでで、本当に自然「崇拝」ができているかというと、そこまで恐れ多い感性は持ち合わせていないなと思います。昔の日本人は自然の大いなる神秘を本当に感じ取っていたと思うのですが、もちろん感性の個人差はありますが、大きく分けて、今の日本人と昔の日本人との自然への畏怖の念の違いは、どういったところにあるとリーマンさんはお考えになるでしょうか?

..........いつの時代も、魂の遍歴により、個人差の問題だと言えます。

全員が同じは無い。

ただ、日本には、いつの時代も似た傾向の魂が集まります。
2023-02-20 16:35:24


ふと思ったのですが日本の風流である鹿威しや風鈴の音には魔を祓う力があるのでしょうか

。。。。魔除けの意味はある。
2022-11-23 02:42:40


寝る前に1日の感謝をノートに書くのが日課です。そこで思ったのですが縄文時代は大自然に感謝していたと過去コメントにありました。どのような感謝方法だったのでしょうか?参考にしたいので質問させていただきました。

。。。。食材と大自然へ、感謝の思いを告げる方法です。煙と言葉で告げます。
2021-09-10 02:36:46


明治までの日本人のような心の強さ、明るさを養いたいです。読みやすいオススメの本がございましたら、教えていただきたいです。

。。。当時の日本人を強くしたのは、
食生活と、

伊勢白山道問答集 第1巻 【感謝の先祖供養編】
伊勢白山道問答集 第3巻 神さまとの正しい向き合い方編

特に氏神信仰。
2021-02-24 15:28:17


古代の土偶から始まり、根付けや盆栽、箱庭、現代で言えば、フィギュアなど、日本人は、なぜ「ミニチュア」が大好きなのでしょうか?

..........小宇宙を創造するのが好きだから。
2019-07-01 18:55:28

ーーーーーーーーーー
日本人のミニチュア好きは、「小宇宙を創造するのが好きだから」とのことですが、それは何かの因子に由来しますか?

。。。。神様の因子
理解する外国人も同じです。
2019-07-04 23:34:19


伊勢さんのコメントで >。。。食事で出たものは、感謝して自分が成仏をさせるのが縄文人の覚悟でした。
というものがあったのですが、ふと 縄文人の、家族関係、人付き合いに対する考え方はどういったものだったかお聞きしたくなりました。

。。。。。縄文人は、大自然を神とする信仰に生きた生活でした。
2018-07-25 22:44:50


今後日本が数多の混乱を乗り越えて、世界を救うためのモデル国家となっていくためには、多くの日本人による大自然や氏神様、ご先祖様への感謝を捧げる行為が重要であると理解しています。
しかし、その点において、アイヌやインディアンなどの先住民族は自然と融和した生活の中で精霊や先祖霊への感謝を日常とされていましたが、すでに多くの先住文化は近代文化の侵略により滅んでしまっています。
なぜ日本のみがこれら諸霊への崇拝行為の恩恵を受けられることになるのでしょうか?

。。。。日本は元の神様への信仰方法だったから。
神縁の次元の違い。
2018-02-12 19:49:53


リーマンさんは「日本」の発音は「にほん」と「にっぽん」どちらを使っていらっしゃいますか?また両者の響きや言霊にはそれぞれどのような意味を感得されますか?

。。。。ニホン、です。
イザナギ、イザナミ、の2本柱の国柄。
破裂音は変です。
2017-11-11 21:32:08


『日本人』の発音は『ニッポンジン』『ニホンジン』どちらが霊的に正しいのでしょうか?

。。。。『ニホンジン』、私の好みはこれです。
破裂音は変です。
2015-05-28 14:45:36


縄文時代の人達は、なにを生活の楽しみにしていたのだろう。
食べる事に精一杯だったろう、でも楽しみを見いだす余裕も無いほどだっただろうか。と、生活の中で、幸せを感じなければ、そんな数千年も長い間苦痛でしか無い時代であろうと思いました。今の私達と変わらないのでしょうか?その時々の幸福の追求や、出来る限り人生を楽しもうという意識はあったのでしょうか。

。。。大自然を愛して、生きることに感謝して、精霊と共に楽しんで生きていました
2013-11-17 22:32:33


さしつかえなければ 日本に生まれ出る条件とは,何ですか

。。。過去生での善行が審査されます。そして、神縁を持つ魂が多いです。
今のままでは、死後に後悔する日本人は多いです。
大切な道徳を忘れては、アノ世で後悔します。
恐れるべきは、自分自身の良心です。絶対に評価を誤りません。
2013-11-10 18:26:31


幕末の日本が西洋諸国の植民地にならず独立を保つことが出来たのはどうしてでしょうか?

。。。その頃の日本人は異常に強かったからです。
死を恐れない狂気がありました。
今の他国など問題では無い集団でした。
2012-12-03 22:04:07

ーーーーーーーーーー
幕末の異常に強かった日本人の「死を恐れない狂気」とは、どういう信仰から生まれたものでしょうか?

。。。武士道からです。
2012-12-04 14:28:45


青少年や児童・乳幼児に、天皇陛下や皇室を敬う生き方や心が伝承されていくためには、わたしも含めた日本成人は何をしたらよいのか。具体的な行動案がありましたら 教えていただけると嬉しいです。

。。。地域の氏神を守ることが、日本を守ることに連動します。
2011-11-26 19:58:31



  • 最終更新:2023-05-15 11:48:25

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