八百万の神々

八百万の神々について
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人に挨拶(あいさつ)をするのは万国共通ですが、
・ 道具や設備にも挨拶をするのは、日本人特有の姿かも知れません。

でも、これは日本で生まれた人ならば、遺伝子に刻まれた固有の個性かも知れません。
・ 教わらなくても、そうしたく成る。
・ 道具に挨拶することに、違和感を覚えない。

これは、なぜでしょうか?
それは日本は古来から、八百万神【やおよろずのかみ】を大切にする民族だったからです。
この精神が、遺伝子に刻まれていると言えます。

八百万神とは、数多くの神々の存在を総称していうものであり、実際の神様の数を表すものではありません。
・ 森林にも、狐にも、タヌキにも、岩石にも、農耕の道具にも、台所の釜にも、すべてのモノに神様が宿っているという視点。
・ すべては神様が分神したものばかりであり、神様で無いものはコノ世に無い。

こういう考え方から、すべてのものに挨拶をするのが八百万神の信仰です。
これは、ただの土着信仰に見えましても、実は最先端の視点だったのです。
・ コノ世のすべての物は、物理学における物質を構成する最小の単位の素粒子から出来ている。
・ すべての物を、素粒子まで分解すれば、違いが消える。1つなるモノに帰結する。

従って、人に挨拶をするならば、
・ 動物にも、
・ 使わせて頂く道具にも、
・ 使用する会場にも、
素粒子の視点では、挨拶をしたく成るのが本当なのです。
これは知らずに、深い八百万神への信仰を行なったことに成ります。



平安末期~鎌倉時代に作られた『中臣祓訓解』(なかとみのはらえ くんげ)に記されていることなのですが、

* 天照太御神は、日本の土地を借りる許可書を、有史以前の日本を支配していた国津神の親玉・魔王・国常立太神から認可を受けた。
* 天照太御神の子孫が日本を治める許可を、国常立太神から保障された。
ただし、八百万の神々(氏神)を祭ることを条件に。

こういうくだりの記述が見られます。


歴史は繰り返すのか? 2017-05-11 11:47:05

日本人はどこに住んでいましても、その国の大地・太陽・地球に感謝をする役目があります。
するも・しないも個人の自由ですが、元々がそういう遺伝子を持ちます。

日本人だけが八百万神(やおよろずのかみ)、すべての神様を認め、どんな信仰も許容し、万物に地球の精霊が宿ることを見て来た訳です。便所にも神様を祭るほどです。ウンコ様。



多くの日本人の霊性は、太古に有った精霊を認める能力・寛容性が、他の人類よりも平均値が高いはず、と思います。

そう考えますと、明治以前の日本人は、便所の神様、カマドの神様、井戸の神様、床の間の神、・・・・それはそれは、何にでも精霊を「思いやって」祭る癖がありました。
これに古い遺伝子の影響を思います。

旧約聖書では、アダムとイブが性器の違い、他人との違いを意識する「自我」が生じてから、神様の森が枯れだし、闘争が始まった、と解釈します。
これはまさに現代人が病みだす原因に、

* 他人との違いが異常に気になり、病む。
* 信仰が違うだけでも他を許せない。
という「違い」による闘争が激化している現代に通じるものが有ります。

これを直すには、太古の原人や日本人が持つ、
* 何でもOKの信仰への寛容性。(外国人には不思議な民族性)
* 人間の代表者を神とはせずに、大自然に八百万の神様を見る。
という稀有なる特徴が大切だと思います。



ヨーロッパでは、アニメ「アルプスの少女ハイジ」が日本製だと知ってショックを受けた若者が多かったと聞きます。絵が持つ雰囲気から、これがアジア産なのも意外だったのですが、その内容が原作を超えていたからだそうです。

日本人が知らないで持つ、八百万神(やおよろずのかみ)への理解により(どんな精霊も神様として認める寛容性)、キリスト教という特定宗教を超えた大自然への「畏敬」と「理解」「許容」の精神が子供の視線で描かれていたからのようです。

日本人にすれば、ただの神道(自然崇拝)なのですが、人間を拝む宗教に馴染んだヨーロッパ社会には新鮮に映ったのです。
大自然が多い環境に住むヨーロッパの人々は、「灯台もと暗し」で大自然に神を見ることが逆に新鮮だったのです。本家のスイスでも、「アルプスの少女ハイジ」は誰もが知る有名なアニメだということです。



日本人は古来から、命(心・魂)というものが持つ「もののあはれ」を大切にして来ました。

(中略)

そして、もう1つの重要な日本人の習性には、万物を祭るという習慣が古代よりありました。
そのことで大切で特異なことは、日本人は良いモノだけを祭るのでは無かったのです。火山にしろ、地震にしろ、多くの人間を殺した巨大な妖怪のようなケモノにしろ、どんな悪いことも終われば、それが死ねば、それを神として祭ったのです。
更には、祟る怨霊でも神様として、様々な形式で祭って来たのが日本人の習性だったのです。

(中略)

以上の2点が、日本と外国との間に存在している、死生観における大きな国柄の違いです。
日本でアタリマエの行為が、外国では理解されないことが多々あります。
日本は、どんな人間でも死ねば仏「様」に成るのです。死んだ人間にツバを吐くことを誰もしません。それは日本人の良心が許さないのです。
やはり数千年間も先祖代々と、何でも祭る習慣、故人を大切にする習慣がそうさせるのです。

親鸞(しんらん)さんの浄土真宗などは、「死ねば全員が100%極楽浄土(天国)の仏様に成るのだ!!」と断言しています。故人に対して悪人だとか、地獄という観念自体が存在しないのです。
これは、自我を超越した高度な真我1つの心境では、本当の真実です。
このように巨大な民衆宗教に至るまで、日本は「どんな故人でも」尊んで祭る国柄なのです。
日本は、大自然でも物でも家でも何にでもに精霊が存在するという八百万(やおよろず)への精霊信仰が心のDNAに存在します。



外国人は日本人の信仰を見て、日本人は無信仰、神を信じていない、と逆に受け取る人もいます。
しかし、何でもありの信仰とは、まさに八百万(やおよろず)の神々を認める日本古来の国柄の伝統なのです。
形にこだわらずに、どんな信仰も楽しんでしまうという大きな信仰の基本が日本には在るのです。
直感で、すべてのものに神様を認めるとは、人間の姿の神の信仰に留まる次元よりも、より高度な本質を日本人は分かっています。



日本人は、どんな宗教でも受け入れる“何でも教”の国民だと海外から言われることがあります。これは良く言えば、どんな所にも「神様の存在」を認める八百万神(やおよろずのかみ)への古代からの信仰が、遺伝子に在るからだと思います。

古来の日本神道は、大自然への「思いやり道」であったはずです。



人間は、この世に生まれて来た究極の目的は、自分を見つめる事です。
自分自身を見つめる事により、本当の神様の気配を知ることが出来ます。
一人一人が自分の内在神を見つめる必要があります。他人の神は、その人にとっての神に過ぎません。
神道における八百万(やおよろず)の神々とは、この事を示唆しているのです。
八百万の神々は、すべて産みの親である天照太御神へと繋がります。


結ぶ練習をしましょう 2009-09-25 10:21:00

神社には付き物である日本酒は、色々な物質と見えない働きである発酵が結び付いた、結び芸術の作品でもあります。神様の結び芸術の作品の象徴として、神社に置かれています。
天照太御神の神気が篭もった御米、清い水、何重もの発酵過程を経て完成する日本酒には、邪気を祓う霊力があります。
御米=天照太御神。 お水=スサノオ。
この2つの大きな神気に、八百万の神々の働きが発酵として加味される感じです。まるで、日本神界が総出演して現実界に降ろす感じです。 日本酒=聖水です。


欲張ると駄目 2008-12-12 18:58:25

神道では、古来より自然にある万物に神霊が宿っていると考えます。 伊勢伊雑宮の短い参道は、私が霊体で参拝すると数百メートルもの距離に感じてしまいます。
つまり現実界の神域に在る小さい石でも、神界次元では巨石かも知れません。 決して軽く考えては生けません。


心と口には良い言葉を 2008-07-30 20:06:30

楽器演奏や舞芸術と、神霊の世界は、古来より大変強い
関係が有ります。 日本神話によると、天照太御神が隠れ
ていた天岩戸から出て来たのも、アメノウズメの舞を見て喜
んだ八百万の神々の「笑い」と手拍子の「リズム」に惹かれ
ての事でした。
これは、凄い秘儀を示唆していると感じます。
皆さんの心奥に隠れている内在神を、心の表面に御出しする
には、八百万(やおよろず)=沢山 の「笑い」「微笑み」と
「リズム」=美しい波長=音楽=言葉=言霊、が関係する事
を示唆しています。


神話の教訓 2008-05-06 11:07:40

神話より :
スサノオは、母親イザナミのいる根の国に行きたいと言って泣き続けたため、父親イザナギによって追放された。スサノオは根の国へ行く前に姉の天照太御神に会おうと高天原(神界)に上ったが、天照太御神は弟が高天原を奪いに来たものと思い、武装して待ち受けた。スサノオは、自分が神界を侵略しに来たのでは無い事を証明するために誓約(うけひ)をし、その結果、天照太御神から男神、スサノオから女神が生まれた。スサノオは自身が女神を生んだのは、邪心が無い証拠に成ると自分勝手に解釈をして勝利を宣言する。
これで気を良くしたスサノオは高天原で乱暴を働き、その結果、天照太御神は天岩戸に隠れてしまった。世の中は闇になり、様々な禍が発生した。
でも、八百万の神々の「楽しそうな笑い」に癒された天照太御神は、閉じこもっていた心の殻から抜け出して回復し、スサノオは高天原(生)から追放され、根の国(死)へ向かった。

(中略)

さて、神話によると「笑い声」に釣られた天照太御神が、
心の扉らを少し開けた時、そのタイミングを逃さずに
「待っていた、大きな力」が介在して、岩戸を引き開けて
引き篭もりから救い出されています。
この「笑い声」を演出したのは、八百万の神々の努力です。
岩戸の中に居る天照太御神を心配しながら、けな気に
全員で舞い踊って盛り立てたのです。
ただ黙って見守っていたのでは、決して無いわけです。
一生懸命に努力していると、必ず大きな「力」が介在するの
です。
「生かしてポロロ~ン」と、大きな岩戸を前にして先行きを
心配しながらも「笑い」ながら努力していると、天照太御神
が出て来るかも知れませんね。



地球内部からの温度上昇は、地下水の枯渇も促進させて行
きます。
昨日、久しぶりに森林地帯の深奥へ行って来ました。
霊眼では、将来、山々の木が突然急速に枯れ始めて行き、
禿山に成る警告を自然霊から受け取りました。
自然が消えて行くと、八百万の神々も消滅して行きます。
伊勢で受けた、縦の流れから横の流れへの変化は、神々の
世界にも及ぶようです。


23日は単なる始まり 2007-12-18 20:18:03

神界にも多くの階層が有り、それぞれ
の世界に多くの神々がいますが、根源の存在1つからの光に
照らされて、垢の付いた神霊は消滅し、無垢な神霊は、根源
の存在に順番に吸収されて行きます。
日本神界では、八百万の神々は、天照太御神と国常立太神
の2神へ、それぞれの系統に沿って融合されていきます。
最終的には、この2神も根源へ融合します。まだまだ、先の事
ですが・・・・。


関連コメント

天之日津久神=スサノオの変名という認識でよろしいでしょうか?それともイコールに非ずでしょうか?

...........次元の俯瞰図

そう言えます。

八百万の神も、すべては1神に行き着くことを忘れずに。

多神に見えて、実は1神のみ。
すべては1神に収束する。
2020-02-20 01:33:49


ネットなどで古来より神社参拝の方式は3礼3拍手だったという事が書かれております。その意味は
「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」
「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」
「神皇産霊神(かみむすひのかみ)」
を拝するので、「三(参)拝」なのだそうです。
大事なのは感謝の心なのは当然なのでしょうが、実践するという意味からは、どちらが神様にとって嬉しいのかなと思いまして。ご教示いただければ嬉しいです。

。。。。神事では、
伊勢は4拍手X2回。
出雲は8拍手。
八百万の神が関係。

一般人は、二礼二拍手一礼でOK
偶数が良い。
奇数は、個人差で、逆に厳しいことになる可能性に注意。

伊勢白山道問答集 第1巻 【感謝の先祖供養編】
過去の注意点が分かります。


輪廻転生を終わらせるには、この世でかなりハードルの高い課題に挑戦しなければならないのが人間ですが、神話のストーリーには人間界と同様にドロドロした感情を持つ沢山のお話があるのですが、八百万の神さまでも神の名が付けばどの神さまも完璧というイメージが強いのですが、自我があっても神様になれたのはどうしてでしょうか?

。。。。。他の惑星も含めた、膨大な転生を経た上での神です。

その中の昔話の表現を、それが全部と思わないこと。漫談に過ぎない。
2019-03-05 15:15:53


読者さんへの返答で「国常立太神 9次元〜11次元=天之御中主神」というのがあり、過去のコメントには「天之御中主神(7次元)=大国常立太神(8次元)=国常立太神(11次元)」とあります。つまり、

①天之御中主神 7次元=国常立太神 11次元(最高段位)
・・・ということですよね?
これだと、ポリポリさんが神羅万象を参考にして書かれた次元の俯瞰図とは若干違ってきますが・・・

②国常立太神 9次元〜11次元=天之御中主神
国常立太神 9次元=スサノオ大神 9次元(最高段位)
・・・ということは、国常立太神 9次元としての現れは、少なくとも3柱いらっしゃるということでしょうか?
スサノオ大神様は、天之御中主神のお孫さん的な位置とも言えますか?

。。。。どれも言えます。

同じ系統。
系統は、大きく2つに収束する。

イザナギ、 イザナミ、

その上が、すべては1神に収束。

神様は1つ。
1つだが、八百万神でもある。

神様の、どの面を見るか?

腕を見れば2本。
5本の指が、1本の腕に収束。

腕は、
1つの胴体へ。

5本=2本=1つ
これが分かるかな?

伊勢白山道問答集 第3巻 神さまとの正しい向き合い方
2018-04-13 00:21:01


どこの団体にも属してませんが、古臭い神社が綺麗に復活したように改装されてから呼ばれるように参拝し、榊と水、そして木や動物の大事さや水や土などの有り難さには意識するようになりましたが、政治に関して目覚めなさいが今一つ、解らないのです。陛下に敬愛を自然に持つまでは解れますが、政治思想が神様の話題でよくでてくるのは未だに少し「?」です。

。。。。日本人の平和と安全が大事だからです。これがあってこそ、です。

八百万神を祭るのは、地球上では日本だけ。
これが地球を助けます。これで外国人も助かるのです。

神様が望むことです。
2017-02-04 01:06:07



  • 最終更新:2023-01-01 23:07:11

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