スジャータ

スジャータについて
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釈尊は肉体の限界まで瞑想で座り続けた結果、もう身動きが出来ないまで肉体が衰弱してしまい、そのまま死を待ちました。
この時に重い牛乳を運び労働するスジャータが、木陰の下でボロ雑巾のように死にゆく釈尊を見かけました。
「ああ、死にそうな人だわ。」と思いながら通り過ぎましたが、やはり気になり引き返したのです。
なぜ彼女は引き返したのでしょうか?
これは彼女の、慈悲(じひ:情け心。愛情)の気持ちからでした。

女性から愛情を掛けられた釈尊は、この時にストンと覚醒へと落ちました。
釈尊が忘れていた情け心・愛情に気付かされたからです。(釈尊は求道のために、家族を捨てています。)
どんな苦行でも悟れなかったのが、愛情により目覚めたのです。


近道のヒント 2009-03-17 11:38:46

釈尊は、断食と瞑想を死ぬ寸前のギリギリまでトコトン遣り抜
きました。しかし、最後まで心にある宇宙と一体と成る感覚を
得られませんでした。 釈尊でも瞑想修行では駄目だったの
です。
修行を諦めた釈尊は既に動く体力が無く、木陰で薄れいく
意識の中で静かに死が訪れるのを待っていました。
そこに通りがかったのが、最下層のカースト身分である働く
一人の女性でした。 女性は、ぼろぼろに痩せこけた釈尊を
見て、とても可哀そうに思いました。
女性の仕事は牛乳を運ぶ仕事でした。牛乳を少しでもこぼし
たりすると運搬先での計量で分かり、ムチで打たれるか、
または賃金が引かれました。 女性は釈尊を見捨てる事が
出来ずに、ムチ打ちを覚悟で釈尊に一杯の牛乳を飲ませて
立ち去りました。
働く女性の慈悲に触れた釈尊は、その後にポンと内在する
宇宙に溶け込みました。 その女性も、その後に絶対の安心
の境地に自然と至りました。

これは伝承とは少し違う、私の感じる女性スジャータの物語
です。
普通は釈尊ばかりに注目がいきますが、私はこの女性に
大いなる悟りのヒントが有ると感じます。
極端ですが、働く人から慈悲を受けると、受けた者は成仏しや
すく成るのです。

関連コメント

スジャータは菩薩界出身ではなく、釈尊を助けた転生で菩薩界に上がった方だとしたら、スジャータも強制転生 だったのですね?(スジャータさんにとても失礼な言い方になってしまいますが)

。。。。はい、今生の善徳で、昇華してます。
無名の釈尊を助ける前から、慈悲深い女性だった。

重ね重ね失礼ですが、スジャータさんがもし強制転生だったとしたら、強制転生者が釈尊のような特別な方と知り合う、しかも悟る為のひと押しをする立場という縁を持つなんて驚きました。これはどういう事?といいますか、どういった縁なのですか?やはり強制転生とはいえ、スジャータはあと何回かの転生で輪廻卒業組のような形で釈尊との縁があったのですか?

、、、、幼少からの善徳で得た機会。
2018-10-23 14:56:45


スジャータは元々菩薩界から来た存在でしたか?そして、菩薩界=神仙界ですか?

。。。。。今生で菩薩界へ昇華したと言えます。

菩薩界=神仙界ですか?
・・・・似ている部分はあります。
2018-10-17 14:39:00


今日はスジャータについて質問です。私的には悟る気どころか食べるのにも精一杯だったスジャータが、見るに見かねて釈尊にお粥を与えた、この行為は凄いと感じたりています。釈尊は故あり自ら悟りの旅に出ましたが、スジャータは別に悟りとは何ぞや?とも悟りたいとも思っていたり訳でもなく、ただ普通に肉体の苦しみ世に対しての歯痒さを感じながらもとにかく生きる、私達と一緒だったのですよね?そのいわば普通の生活の中でしかも自分も自分の大切な家族も食べるのに精一杯な中、もし雇い主に見つかったらクビになったかもしれない?そんな中他人に愛(食べ物)を分けてあげる。素晴らしいです。スジャータの死後はどうなったのでしょうか?精霊さんにでもなっていたり?今はどこにいらっしゃるのでしょうか?

。。。。彼女の慈悲心が大きかったという訳です。
釈尊は、女性の慈悲心の大きさに撃たれて、目覚めました。

その後に、観世音菩薩へと昇華してます。
2018-10-13 14:17:44


「言葉の矛盾を感じたとしても、それに囚(とら)われずに、
・ 「それでも、そこで大切なことは何か?」と原点に戻ることが出来る。
・ 細かいことは分からないけど、それでも大切なことが何となく分かる。
・ 矛盾を感じても、「それでもなあ」という大切な「大きな視点」に戻る。
このような傾向の人が居ます。
これは男女共に、苦労した人が特に持っておられると感じます。

死にかけるほどの苦行でも悟れなかった釈尊が、
・ スジャータという女性からの「愛情」と「思いやり」を受けて、1発で悟りました。
上記の3点が、最後の最後に釈尊に不足していた点だったとも言えます。
(上記の3点: 愛情、包容力・慈悲(思いやり力)) 」

とあります。
では、その当時、釈尊には何がすでに備わっていたのでしょうか?ということが気になりました。

........釈尊に不足したのは、
苦行という自分をイジメてでも、悟りに執着したこと。
自分自身のことも愛するということ。他は愛していたが。

これをスジャータから気付かされます。
2018-06-17 15:55:37


愛情、思いやりでもって、釈尊を一発で悟りの境地へとイザナッタスジャータさんは、その後転生はされていないのでしょうか? 確か、スジャータさん自身も貧しい中ミルクを運ぶ仕事で、分量が減ったら自分も親分に怒られる中での、釈尊への施しをされたと読みまし

何だか、スジャータさんは、、イザナミとイザナギの前に現れたククリヒメみたいに感じますが、この想いは合っていますか?

。。。。OKです。
2018-06-17 02:38:50


釈尊さんは、苦行の末に死にかけの苦しみの中で、
・ 私はいったい何をしていたのだろうか?
・ 求める、だけでは悟れなかった。
・ バカなことに大切な命をムダにしてしまった。申し訳ない。
と思われたとのことです。これは、今までの自分の行動を、後悔し反省し、虚しく感じられたのかなと、思います。
その上で、スジャータさんが、(雇い主に怒られることを覚悟して、木陰に倒れた瀕死の人に、乳粥を食べさせる)という行動をされたのですね。これはスジャータさんの内在神が素通りさせなかったのかなと思います。釈尊さんの(真理を求める思い)と、スジャータさんの(内在神)とが結ばれて起こった出来事かと思います。

。。。。卵が先か鶏が先か。
すべては、努力により、
組み合わせが、決まって行きます。

苦行の経験があったからこそ、スジャータの情けが心に染み渡った。
2017-07-21 23:51:20


リーマンさんは、スジャータの姿を見たことがありますか?
もしあるなら、どんな女性なんでしょうか?

。。。頬がふっくらとした、

棟方志功が刻む、弁財天様に似ていました。

彼女はいつも通りに、出来ることをしただけ。
乳粥が入手できない日が多かったが、その日は、無名の釈尊とたまたま出会った。

しかし、すべては縁の巡り合わせが、淡々と起こり流れた。
2017-07-21 14:24:17


慈悲深い釈尊が情けを受け悟ったというのは、知恵と知識を持つ釈尊にしてはお粗末な感じがするのですが

。。その解釈が幼いです。

慈悲深いからこそ、他人の慈悲がよく分かります。

仏典でスジャータを調べれば良いです。

どんな伝授よりも、人類の基本の「情け」「愛情」「思いやり」が勝ります。
2014-08-02 20:29:04


ところで、スジャータについて過去に「観世音菩薩の化身」というコメントがあり、お釈迦様に乳粥を食べさせたあと姿が消えています、とあったと思いましたが、とすると「ムチ打ち覚悟」の箇所が理解できませんでした。今回の記事の言わんとすることは判るのですが、観世音菩薩の化身で後に姿も消えている霊視と、実在の人間のように語られる今回のお話とに矛盾を感じてしまいましたが、これはどう理解すれば宜しいのでしょうか?観音様の化身であっても、その時だけは下層の働く一人の女性として次元や歴史を超えて一時的に実在出来たということなのでしょうか?

・・・彼女の魂の出自が観音様でした。
生まれた限りは、最後まで人生を生きなければ生けませんね。
消えたというのは、伝承では色々と彼女のその後があるのですが、私はその様な事は無かったとし、釈尊に牛乳を与えたきりで、そのまま労働者として歴史から消えたという意味です。
2009-03-17 22:31:20


関連項目




  • 最終更新:2021-01-19 17:34:32

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